2013年06月12日

小橋 勇利 


カナダで行われたネイションズカップにナショナルチームのメンバーとして参加した

小橋選手が昨日帰国し、本日身体のメンテナンスに来院。

P6120140.jpg


今回のレースもいろいろな経験ができたようで、

一つ一つの積み重ねが強い小橋選手を作りあげることと思います。

最後に「全日本絶対勝ちます!期待しててください!」という頼もしい言葉を残し

大船を後にしました。


ネイションズカップのレースレポートは

続きをご覧ください。

大会名:Nations Cup #8-Coupe des nations Ville Saguenay
開催場所:カナダ,ケベック州
開催日:6月7-9日
カテゴリー:U23
出走人数:100人程
ETAPE-1:39位
ETAPE-2:9位
ETAPE-3:18位
総合:34位


ETAPE-1
コース:151km
リザルト:39位
天候:晴れのち曇り
リンク:http://www.uci.ch/templates/BUILTIN-NOFRAMES/Template3/layout.asp?MenuId=MTYzMzY&LangId=1


初めてのネイションズカップ。自分の今のレベルを知る意味でもとても大切な一戦。
コースはスタート後に斜度が20%越えの上りを80mほど,斜度15%ほどの上り250m,斜度6%を300mほどという段階のようになっている上りが一カ所。
その後は横風平坦を通り、長い下り。
そして湖畔の平坦を経て一周というコース。
このコースを10周するとても厳しいステージだ。
当然鍵となるのは壁坂区間、そしてその後の平坦だ。
僕は壁坂よりも壁坂を上り終わった後の平坦に重点を置き、そこでしっかり前の逃げに入れるよう考えてレースに臨んだ。
前から2列目に並び、スタートした。
ペースは思っていたよりもましだが決して遅くない。ウォーミングアップの時から感じていた怠さが辛さを倍増させる。
時差ぼけによるものだろう。今回の時差は13時間。
今までのヨーロッパの時差とは比べ物にならないほど厳しいものだった。
前もって現地に入れればよかったのだが、今回は現地入りから大会までの時間が足りなかった。
動かない身体に鞭を打ち、ここで全てが決まるという気持ちで前に前に行く。
1周目は平坦で前に位置づけ、いい場所には居れたが逃げは決まらず。
2周目に入るホームストレートで数名が先行。
その直後の壁坂で数人ブリッジ。強烈なパワーで上っていく。
僕はこの時点で限界が近く、何も出来ず。
その後も追撃に乗ろうと前で動くが決定的なアタックにはどれも反応出来ず。
3周目の上りで追撃20人程が抜け出してしまい、僕はグルペット化した集団で完走を目指すのみになってしまった。
序盤に動いたせいか内蔵が機能しなくなってしまった。
補給食を食べられないどころかドリンクを飲むのすら辛い。
厳しいコースと強い紫外線が体力をどんどん奪っていく。
グルペットに残るのすら楽ではない状況。
なんとか最後まで粘り、最後は2日後の最終順位を考えグルペットから抜け出して少しだけタイム差をつけゴール。

レースはよく見えていた。いつも僕が走っているブルターニュのレースと展開が似ているから対応もできたはずだ。
本当に悔しい。これで総合順位は完全に希望を失ってしまった。
あとはステージ3位以内という非常にハードルが高い目標のみが残った。
体調の回復を祈って第二ステージに臨む。



ETAPE-2
コース:20.6km×7周=144.2km
リザルト:9位
天候:雨のち曇り
リンク:http://www.uci.infostradasports.com/asp/lib/TheASP.asp?PageID=19006&SportID=102&CompetitionID=23923&EditionID=822843&SeasonID=484&ClassID=101&GenderID=1&EventID=12146&EventPhaseID=0&Phase1ID=845500&Phase2ID=0&Phase3ID=0&PhaseClassificationID=-1&Detail=1&Ranking=0&All=0&TaalCode=2&StyleID=0&Cache=8


この日もまだ身体に時差ぼけの怠さが残る。
昨日で完全に内蔵が機能を弱めてしまったので、昨晩と今朝はご飯を少なめにし繊維質の多いものは避けた。
今ステージは平坦。鍵となるのはテクニカルな住宅街と横風区間だ。
昨日のリザルトから考えられるのは総合リーダーであるフランスが集団をコントロールし、逃げを先行させる形になるだろうということ。
フランスのリーダージャージはスプリンターでない上に2位の選手との差が少ない。
集団にしてしまうと途中のスプリントポイントでボーナスタイムを稼がれて逆転される可能性があるからだ。
逆に言えば、昨日の先頭の15名ほどの逃げに乗れなかった選手は先頭からの差が6分以上開いているため総合に関係がない。
逃げに乗っても、そのままゴールまでの逃げ切りを容認してもらえる可能性もあるということだ。
日本チームは昨夜のミーティングで逃げに乗る組とスプリントに備える組に分かれた。
僕はスプリントに備える組。
しかし出来る事なら逃げに乗ろうという気持ちで前々で動くと決めた。
スタート直後からかなりのハイペース。
僕はやはり身体が動かず集団の中盤ほどに位置取るのがやっと。
1周目終了を前に集団が1列に伸び横風区間が始まった。
このタイミングでまさかのパンク。
丁度少し早いタイミングで清水選手がパンクしていたので、僕への対応がオフシャルからのものになってしまいカーペーサーが地獄に。
集団もなかなか緩まず復帰に集団復帰にかなり脚を使ってしまった。
戻った頃には逃げも決まってしまっておりあとはフランス、スペイン、ノルウェーの動きに頼る形に。
しばらく一定のスピードで距離を消化しその後は決められたかのようにスピードが上がっていき逃げとのタイム差はどんどん減っていった。
これはゴールスプリントのパターン。日本チームで話し合った結果僕が最後のスプリント勝負で戦うことになった。
ラスト1周。
寺崎選手を筆頭に日本チームでかたまり位置を取った。
しかしもちろんのことそれはそう簡単にはいかない。
何度もはぐれてしまい、結局最後ゴール3km手前で前に位置しているのは寺崎選手と西村選手のみになってしまった。
僕はその少し後ろに入ってしまいもはや単独でスプリントに挑むしかない状況に。
他のチームの動きをしっかり読みラスト1km。
スプリント開始。途中何度も道を塞がれそうになったがそこは今までの経験で道を無理矢理切り開きスプリント。
ゴール300m手前で僕の前の選手が伸びなくなってしまった。
道が塞がった。一度減速し右の開いてるスペースに切り返し再び加速すれば前に追いつけるのだが今の僕にその力は残っていない。
道が開かれるのを待つしかなくラスト150mで道が開くが、そこからは僕もあまり伸びず結局先頭の数人には届かなかった。
優勝はイタリア。その選手だけ飛び抜けてゴールしたが、他は横並びでゴールしていたためステージ3位も夢ではなかったかもしれない。
しかし、そこは差がないようで大きな差があった。
単機でスプリントに挑んだ僕にはもっと大きな最大パワーが必要だった。完全な力負け。
そして現状の力でも3位以内になることが出来たかもしれない唯一の可能性、日本のトレインの後ろにつけなかったことは本当に愚かだ。
僕自身、僕のためにトレインを組んでもらうということが今までなかったがために経験不足だった。
大きな舞台での先輩方の大きなチャンスを僕が譲り受け、それを背負ったにもかかわらず最善の方法、結果を残すことが出来なかった。
僕には先輩方、仲間を信じる気持ちとトレインの後ろを何が何でも譲らないという揺るぎない決意が足りなかった。
それが自分でも分かるために、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
絶対に次は同じ過ちは冒さない。
とても残念な一日になったが、とても良い経験にもなった。



ETAPE-3
コース:10.7km×12周=128.4km
リザルト:18位
天候:雨のち曇り
リンク:http://www.uci.infostradasports.com/asp/lib/TheASP.asp?PageID=19006&SportID=102&CompetitionID=23923&EditionID=822843&SeasonID=484&ClassID=101&GenderID=1&EventID=12146&EventPhaseID=0&Phase1ID=845501&Phase2ID=0&Phase3ID=0&PhaseClassificationID=-1&Detail=1&Ranking=0&All=0&TaalCode=2&StyleID=0&Cache=8


今大会最も厳しいステージが最終日となった。
コースはスタート後右に曲がり急勾配の上りを1.5km、時間にして4分強。その後平坦のような上りで引き延ばしに苦しみ、平坦に入る。
あとは急勾配の下りを一気に下り、テクニカルコーナーを3つ抜けホームストレートに戻ってくる10.7km。
昨日は集団ゴールとなったため総合も大きな変化がなかった。
今ステージも昨日と似たような展開が予想される。
特にチームでの動きの指定もないため前半からガンガンいきなんとか逃げに乗ろうと考えた。
それで後半リタイアになってしまっても構わない。
出来る限りを尽くしたかった。


1周目は集団の中ほどで上り、平坦のアタック合戦に参加した。
2周目は先頭の方で上り、そこであったアタックに何度も反応し何度か抜け出すことができたが結局集団に飲まれてしまった。
僕の力ではここで限界が来てしまい位置がどんどん下がる。
そこからは悪循環。もう集団にへばりつくのがやっと。
上りを後方で苦しみ、そのまま平坦に入るためそこでまた苦しむ。
それが結局最後まで続いた。
この日は位置取りにセンスがなかった。
逃げは3周目に先行したらしい。この日も最後にどんどんペースが上がり逃げをゴール前で飲むような形になった。
僕は最終周の下り手間から、寺崎選手、西村選手、面手選手に前を牽いてもらったが僕の前を走っていた面手選手が2人からはぐれてしまった。
そこから僕一人で西村選手の後ろまで行ったがゴールまで残り1.5kmコーナー区間手前でまたもはぐれてしまったためスプリントは西村選手に託す形に。
僕はトレインに戻るのを諦め自分で出来るかぎりのスプリントを。
ラスト300mで集団が左に大きく寄ったので僕はその右後方から捲りに。
しかし今日はもう脚が残っておらずそのまま加速出来ずにまた集団の中に入り込み18位でゴール。
西村選手は残念ながら届かず10位。
厳しい3日間を終えた。
今回は本当に貴重な経験が出来た。アンダー1年目からこのような素晴らしい経験が出来る環境に本当に感謝。
この経験を今後の練習、そして今後のネイションズカップに活かしていきたい。




posted by Joe at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | レースレポート | 更新情報をチェックする
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