2013年04月03日

小橋 勇利 レースレポート


先月に高校卒業後すぐにフランスに渡った若き侍

小橋選手からレースレポートが届きました。



大会名:Rouillon à Travers la Sarthe
開催場所:フランス
カテゴリー:エリートカテゴリー
コース:132km+(8.4km×4)=165.6km
リザルト:DNF
天候:晴れ
リンク:http://www.directvelo.com/actualite/25183-rouillon-a-travers-la-sarthe-mickael-olejnik-1er.html


初めてのエリートナショナル。
会場の雰囲気が少し違うのを感じた。
今回は終止アップダウンが続く厳しいコース。
ところどころ10%を超える上りがあり逃げるに乗ってしまう方が絶対に楽だ。
スタート後500mのパレード。
全く前が見えないが急にスピードが上がったので本スタートだろう。
スタート同時に道幅が急に狭くなった。
密集度は非常に高く前に上がれる状況ではない。
幾つかの交差点コーナーを抜けると道幅が広がる。
スピードが上がり縦に伸びた集団の先には既に逃げが形成されている。
かなりの人数だ。15人ほどいるだろうか。
すぐにチームメイトに逃げに自分のチームが乗っているか確認を取る。
正確な情報を手に入れるまで7〜8分のラグがあった。
そして逃げに乗っていないことが判明。
僕としては逃げに乗っていない有力チーム(僕らよりも強いチーム)は他にもあったのでまだ動かなくてもよいのでは?
と思ったがチームメイトがみんな前に上がって行くので自分も前にあがり集団を牽引する。
20分以上牽引するが差はいっこうに縮まらない。
チームメイトも回る選手が限られている。
トップに上がるようなレベルのエース級の選手は集団の中で休んでいる。
平坦の向かい風区間を抜けるといよいよアップダウンが始まる。
ここで諦め僕らが牽くのをやめると集団のペースは一気に落ちた。
先はまだまだ長いので焦ってはいないのだが、
「ユーリ、アッタキー」
とか言われたのでアタックする。ここでかというタイミングで(笑)
案の序全く無意味なアタックで終わってしまった。
まだ前半の前半なのにチームメイトが多くが脚を削ってしまった。少し動きすぎでは?
こんな状況で大丈夫なのか?と思った。
アップダウンで少しづつ脚にダメージが来る。
やばいぞ・・・先が思いやられる。残りは130kmほどあるのに…
上り終わりの車1台がギリギリ通れるほどの農道で20kmほどの超スローペースに。
止まってトイレタイムを取る選手もいるくらいだ。
この先に待ち受けるペースアップを覚悟した。恐ろしい。


やはりその農道を抜けると大通りの横風びゅんびゅん区間で一気にペースが上がる。
小さなアップダウンなど無視するかのようにスピードがあがる。
キツい…
すぐにまた厳しい上りが始まる。2km以上はある。
必死に前の選手の後ろにへばりつく。
この上りを越えれば…この上りを越えれば…何度も自分に言い聞かせながら。
チームメイトも苦しい表情を見せながら後退していく。
苦しいのは自分だけじゃない。
しかし上りを越えても日本とは違う。
下り基調の平坦。横風の中時速50kmで引き伸ばされる。
僕の弱い点はここだ。
上りでオールアウト寸前の身体は風に負け後退していく。
横を高速で集団が駆け抜けていく。
他の選手に 邪魔だ!!とフランス語で怒られながらも後退を止めることができない。
なんとか隙間を見つけ本気スプリントをし着く。
それに耐えたがまた激しい上り。
しかもまた長い。オールアウト覚悟で必死にもがいてなんとか集団に残るがまた横風区間で遅れる。
この行程が合計4回繰り返されたところで僕は集団から遅れた。
残りの60kmは遅れた選手とローテしながら。
途中で僕が先頭を牽いている時にみんなが近道をし消えた…
僕とセルビア人と二人でコース通りに。
30kmほど…長かった。彼は英語を話せたので少しは会話が出来た。
何度もFUCK!!と空に叫んでいたが…
その彼も途中で切れ回収車に乗り込んだ。
僕一人で回収車に追われながらなんとかスタート地点にたどり着き、自転車を降りた。


今回は改めて実力の差を見せつけられると共に自分の弱さを痛い程感じた。
前半の動きがなければ、どこまで行けたか知りたいところでもあるがそんなことはただの言い訳にすぎない。
本当に実力があれば、牽いてもなお最低限集団には残れる。
実際に一緒に回った1カテの選手は集団でゴールしていた。


今回の反省点はまた同じになってしまうが、もっと前でスタートする事、根本的な力不足です。


ボンシャンス/UC NANTES ATLANTIQUE
小橋 勇利(Yuri Kobashi)
1994/9/28(18歳)


posted by Joe at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | レースレポート | 更新情報をチェックする
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